外野飛球のメカニクス講座~満塁:共通パターンを覚えよう~
先回は、基本であるクロックワイズ(時計回り)の動きについて紹介しました。
このパターンを3つ紹介しました。残りは24+2パターンです。
しかし、残り24+2パターンのうち、21パターンは、今回の共通パターン5パターンを覚えることで、応用が可能です。

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今回紹介しますのは、一番ランナーが多い満塁時の5パターンとなります。
この5パターンを覚えれば、ランナーがスコアリングポジションにいた場合にも応用が利きます。
(ランナーの人数の違いだけだからね)
ポイントは、
・ スコアリングポジションのランナーがいた場合、球審は本塁ステイ
・ 二塁塁審がダイアモンド内にいる場合、二塁塁審は外野飛球の判定をしない
(つまり内野の判定をするということです)
・ 3塁は基本1人がみるよ。
この3点です。
実は、これが判ったのが、つい最近なんです。
ブログネタとして、メカニクスを紹介する為に、27+2パターンの各審判の動きを書き出していたら・・・
コピペが多いんです。
これは、もしかして・・・・すごく単純ではないのか?
ということで調べたら、ほぼ統一されていることが判りました。
満塁パターン5パターンの紹介
【Point】
球審は、ホームにステイします。
一塁塁審は、外野飛球を追いかける以外は、1・2塁を担当します。
二塁塁審は、外野飛球を追いかける以外は、自分の担当している塁+空いている塁の担当しますが、3塁を優先します。
三塁塁審は、外野飛球を追いかける以外は、3塁を担当します。
《二塁塁審が外にいる場合・・・3パターン》
【右翼手よりライン寄りの打球を一塁塁審が追った場合】

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球審 本塁での“プレイに備える”。
一審 打球を追い、その行方を確認・判定後、“プレイが一段落するまで”その場に留まる
二審 1・2塁間内野内に移動して、1塁・2塁走者のタッグアップ、1塁走者の2塁触塁及び打者走者の1塁塁審を確認し、1・2塁での“ プレイに備える”。
三審 3塁走者のタッグアップを確認し、3塁での“ プレイに備える”。
【Point】
1塁と2塁の判定を二塁塁審が行うということだね。
【左翼手から右翼手までの打球を二塁塁審が追った場合】

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球審 本塁での“プレイに備える”。
一審 内野内に移動または“リミング”によって、1・2塁走者のタッグアップ、1塁走者の2塁蝕塁および打者走者の1塁蝕塁を確認し、1・2塁での“ プレイに備える”。
二審 打球を追い、その行方を確認・判定後、“プレイが一段落するまで”その場に留まる
三審 3塁走者のタッグアップを確認し、3塁での“ プレイに備える”。
【Point】
1塁と2塁の判定を一塁塁審が行うということだね。
【左翼手よりライン寄りの打球を三塁塁審が追った場合】

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球審 3塁走者のタッグアップを確認し、本塁での“プレイに備える”。
一審 内野内に移動または“リミング”によって、1・2塁走者のタッグアップ、1塁走者の2塁蝕塁および打者走者の1塁蝕塁を確認し、1・2塁での“ プレイに備える”。
二審 2・3塁間の内野内に移動し、2塁走者のタッグアップおよび3塁触塁を確認し、2・3塁のプレイに備える
三審 打球を追い、その行方を確認・判定後、“プレイが一段落するまで”その場に留まる
「付記」
3塁走者が3塁に戻った場合および2塁走者が3塁に向かった場合、二塁塁審は3塁へ移動し、その後の2塁のプレイは一塁塁審が責任を持つ。
【Point】
二塁塁審は3塁を優先して、2・3塁を見るということだね。
《二塁塁審が内にいる場合・・・2パターン》
【Point】
二塁塁審は、外野飛球の判定をしません。その代わりに自分の担当している塁+空いている塁の担当をするということです。
(一塁塁審が追った場合、1・2塁、三塁塁審が追った場合、2・3塁)
但し、3塁ランナーのタッグアップは間に合いませんので、球審が見ることになります。
【中堅手より右側の打球を一塁塁審が追った場合】

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球審 本塁での“プレイに備える”。
一審 打球を追い、その行方を確認・判定後、“プレイが一段落するまで”その場に留まる
二審 視野を広げながら、1塁・2塁走者のタッグアップ、1塁走者の2塁触塁および打者走者の1塁塁審を確認し、1・2塁での“ プレイに備える”。
三審 3塁走者のタッグアップを確認し、3塁での“ プレイに備える”。
【中堅手より左側の打球を三塁塁審が追った場合】

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球審 3塁走者のタッグアップを確認し、本塁での“プレイに備える”。
一審 内野内に移動または“リミング”によって、1・2塁走者のタッグアップ、1塁走者の2塁蝕塁および打者走者の1塁蝕塁を確認し、1・2塁での“ プレイに備える”。
二審 2・3塁寄りのマウンド方向に移動し、2塁走者のタッグアップおよび3塁触塁を確認し、2・3塁のプレイに備える
三審 打球を追い、その行方を確認・判定後、“プレイが一段落するまで”その場に留まる
このパターンを3つ紹介しました。残りは24+2パターンです。
しかし、残り24+2パターンのうち、21パターンは、今回の共通パターン5パターンを覚えることで、応用が可能です。

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今回紹介しますのは、一番ランナーが多い満塁時の5パターンとなります。
この5パターンを覚えれば、ランナーがスコアリングポジションにいた場合にも応用が利きます。
(ランナーの人数の違いだけだからね)
ポイントは、
・ スコアリングポジションのランナーがいた場合、球審は本塁ステイ
・ 二塁塁審がダイアモンド内にいる場合、二塁塁審は外野飛球の判定をしない
(つまり内野の判定をするということです)
・ 3塁は基本1人がみるよ。
この3点です。
実は、これが判ったのが、つい最近なんです。
ブログネタとして、メカニクスを紹介する為に、27+2パターンの各審判の動きを書き出していたら・・・
コピペが多いんです。
これは、もしかして・・・・すごく単純ではないのか?
ということで調べたら、ほぼ統一されていることが判りました。
用語説明:
“プレイに備える”
打球および送球の行方を確認し、走者の行動を観察しながら塁上でのプレイに備えること。
“プレイが一段落するまで”
打球が処理され、野手から内野方向に返球されるまでをいう。
満塁パターン5パターンの紹介
【Point】
球審は、ホームにステイします。
一塁塁審は、外野飛球を追いかける以外は、1・2塁を担当します。
二塁塁審は、外野飛球を追いかける以外は、自分の担当している塁+空いている塁の担当しますが、3塁を優先します。
三塁塁審は、外野飛球を追いかける以外は、3塁を担当します。
《二塁塁審が外にいる場合・・・3パターン》
【右翼手よりライン寄りの打球を一塁塁審が追った場合】

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球審 本塁での“プレイに備える”。
一審 打球を追い、その行方を確認・判定後、“プレイが一段落するまで”その場に留まる
二審 1・2塁間内野内に移動して、1塁・2塁走者のタッグアップ、1塁走者の2塁触塁及び打者走者の1塁塁審を確認し、1・2塁での“ プレイに備える”。
三審 3塁走者のタッグアップを確認し、3塁での“ プレイに備える”。
【Point】
1塁と2塁の判定を二塁塁審が行うということだね。
【左翼手から右翼手までの打球を二塁塁審が追った場合】

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球審 本塁での“プレイに備える”。
一審 内野内に移動または“リミング”によって、1・2塁走者のタッグアップ、1塁走者の2塁蝕塁および打者走者の1塁蝕塁を確認し、1・2塁での“ プレイに備える”。
二審 打球を追い、その行方を確認・判定後、“プレイが一段落するまで”その場に留まる
三審 3塁走者のタッグアップを確認し、3塁での“ プレイに備える”。
【Point】
1塁と2塁の判定を一塁塁審が行うということだね。
【左翼手よりライン寄りの打球を三塁塁審が追った場合】

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球審 3塁走者のタッグアップを確認し、本塁での“プレイに備える”。
一審 内野内に移動または“リミング”によって、1・2塁走者のタッグアップ、1塁走者の2塁蝕塁および打者走者の1塁蝕塁を確認し、1・2塁での“ プレイに備える”。
二審 2・3塁間の内野内に移動し、2塁走者のタッグアップおよび3塁触塁を確認し、2・3塁のプレイに備える
三審 打球を追い、その行方を確認・判定後、“プレイが一段落するまで”その場に留まる
「付記」
3塁走者が3塁に戻った場合および2塁走者が3塁に向かった場合、二塁塁審は3塁へ移動し、その後の2塁のプレイは一塁塁審が責任を持つ。
【Point】
二塁塁審は3塁を優先して、2・3塁を見るということだね。
《二塁塁審が内にいる場合・・・2パターン》
【Point】
二塁塁審は、外野飛球の判定をしません。その代わりに自分の担当している塁+空いている塁の担当をするということです。
(一塁塁審が追った場合、1・2塁、三塁塁審が追った場合、2・3塁)
但し、3塁ランナーのタッグアップは間に合いませんので、球審が見ることになります。
【中堅手より右側の打球を一塁塁審が追った場合】

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球審 本塁での“プレイに備える”。
一審 打球を追い、その行方を確認・判定後、“プレイが一段落するまで”その場に留まる
二審 視野を広げながら、1塁・2塁走者のタッグアップ、1塁走者の2塁触塁および打者走者の1塁塁審を確認し、1・2塁での“ プレイに備える”。
三審 3塁走者のタッグアップを確認し、3塁での“ プレイに備える”。
【中堅手より左側の打球を三塁塁審が追った場合】

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球審 3塁走者のタッグアップを確認し、本塁での“プレイに備える”。
一審 内野内に移動または“リミング”によって、1・2塁走者のタッグアップ、1塁走者の2塁蝕塁および打者走者の1塁蝕塁を確認し、1・2塁での“ プレイに備える”。
二審 2・3塁寄りのマウンド方向に移動し、2塁走者のタッグアップおよび3塁触塁を確認し、2・3塁のプレイに備える
三審 打球を追い、その行方を確認・判定後、“プレイが一段落するまで”その場に留まる
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