ルールを知らなければ損をする!!~悪送球での安全進塁権について①
練習試合の審判は、基本的にお父さんが行いますが、
中学生も、高校へ行った際には、練習試合で審判を行うことがあります。
審判を行うことで、野球のルールをより深く(実践的に)学ぶことができる為、
将来有望な高校1年生は、審判をやる機会が多いそうです。
前にも書きましたが、
ルールを知っておいて損することはありません。
つまり・・・・
ルールを知らなければ損をする。
ということです。
今回は、悪送球によって、ネットを越えてしまい
ボールデットになった場合の安全進塁権についてです。

八名井のグラウンドは、バックネットを除き、
全てのネットが低い構造となっています。
その為、悪送球がネットを越えてしまい、
ボールデッドになりやすい環境の為、
まずはここからです。

---基本的な覚え方-------------------------------------
送球のボールデッドは、2つの安全進塁権(テイク2ベース)
野球規則5.06(b)(4)(G)
------------------------------------------------------
しかし、このルールをややこしくしているのが、
“どこを起点にして”なのか?
です。
起点は2つあります。
起点① : 投手の投球当時の各走者の位置
条件:
打者を含む各走者が少なくとも1個の塁を進んでいない場合で、
“内野手の最初のプレイに基づく悪送球”の時
起点② : 悪送球が野手の手を離れたときの各走者の位置
条件:
起点①以外の場合
具体的には・・・・
・内野手の“最初のプレイでない”場合
・全てのランナーが1つ以上塁を進んだ場合
・外野手のプレイの場合(最初のプレイであるかは、関係なし)
となります。それぞれの典型的な例をみてみましょう。
【例1:起点①の典型的な例】
→2個の安全進塁権(テイク2ベース)で、打者走者は、2塁まで行けます。
「テイク2 ??? 1つしか進んでないじゃん。」
「テイク2なら、3塁までだろ?!」
と思われがちですが、
起点は投球当時ですので、打者走者の起点は本塁となります。
本塁からテイク2ベースですので、2塁となります。
【例2:起点②の典型的な例】
→この場合、中継が投げる時に、“立っていた所”を起点にテイク2ベースとなります。
この例の場合、中継からの送球の際に、 2塁を回っていた場合は2塁が起点となり、
テイク2ベースで、ホームインとなります。
2塁の手前であれば、1塁を起点にテイク2ベースで、3塁となります。
起点は、ボールデッドになった時ではありません!!!
悪送球を投げた時の各走者の位置となります。

典型的な例として取り上げたのは、双方ともランナーなしの状態です。
ランナーありの場合、勘違いを引き起こしやすいので、注意が必要です。
次回は、勘違いを起こしやすい事例と“内野手の最初のプレイ”と“各走者の位置”についてです。
中学生も、高校へ行った際には、練習試合で審判を行うことがあります。
審判を行うことで、野球のルールをより深く(実践的に)学ぶことができる為、
将来有望な高校1年生は、審判をやる機会が多いそうです。
前にも書きましたが、
ルールを知っておいて損することはありません。
つまり・・・・
ルールを知らなければ損をする。
ということです。
今回は、悪送球によって、ネットを越えてしまい
ボールデットになった場合の安全進塁権についてです。

八名井のグラウンドは、バックネットを除き、
全てのネットが低い構造となっています。
その為、悪送球がネットを越えてしまい、
ボールデッドになりやすい環境の為、
まずはここからです。

---基本的な覚え方-------------------------------------
送球のボールデッドは、2つの安全進塁権(テイク2ベース)
野球規則5.06(b)(4)(G)
------------------------------------------------------
しかし、このルールをややこしくしているのが、
“どこを起点にして”なのか?
です。
起点は2つあります。
起点① : 投手の投球当時の各走者の位置
条件:
打者を含む各走者が少なくとも1個の塁を進んでいない場合で、
“内野手の最初のプレイに基づく悪送球”の時
起点② : 悪送球が野手の手を離れたときの各走者の位置
条件:
起点①以外の場合
具体的には・・・・
・内野手の“最初のプレイでない”場合
・全てのランナーが1つ以上塁を進んだ場合
・外野手のプレイの場合(最初のプレイであるかは、関係なし)
となります。それぞれの典型的な例をみてみましょう。
【例1:起点①の典型的な例】
ランナーなし。ショートゴロを1塁へ悪送球をしてボールデッドになった場合
→2個の安全進塁権(テイク2ベース)で、打者走者は、2塁まで行けます。
「テイク2 ??? 1つしか進んでないじゃん。」
「テイク2なら、3塁までだろ?!」
と思われがちですが、
起点は投球当時ですので、打者走者の起点は本塁となります。
本塁からテイク2ベースですので、2塁となります。
【例2:起点②の典型的な例】
ランナーなし。右中間への打球。打者走者が2塁を蹴って、3塁へ。
右翼手からの送球が、中継されて3塁へ。
その中継時の送球が悪送球でボールデッドとなった場合。
→この場合、中継が投げる時に、“立っていた所”を起点にテイク2ベースとなります。
この例の場合、中継からの送球の際に、 2塁を回っていた場合は2塁が起点となり、
テイク2ベースで、ホームインとなります。
2塁の手前であれば、1塁を起点にテイク2ベースで、3塁となります。
起点は、ボールデッドになった時ではありません!!!
悪送球を投げた時の各走者の位置となります。

典型的な例として取り上げたのは、双方ともランナーなしの状態です。
ランナーありの場合、勘違いを引き起こしやすいので、注意が必要です。
次回は、勘違いを起こしやすい事例と“内野手の最初のプレイ”と“各走者の位置”についてです。
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