中学生アスリートは、毎月体重をはかってください。

食事トレーニングの効果を数字で実感する為にも、是非実施してください。
参考資料として、大谷翔平選手の高校時代の食トレに関する記事です。
「大谷は入学時、身長が190センチもあるのに65キロしかなくて、本当に細かったんです。
体の使い方は上手。技術的にもしっかりしていた。あとは体を大きくして強くする、という課題が明確でした。
雄星(菊池・現西武、投手)も同じ。体作りはしっかりやれば筋力はついてくる。
体はウソをつきませんからね。2人とも、卒業までに20キロ増えました」(佐々木洋監督)。
アスレシピより
菊池雄星、大谷翔平を育てた花巻東の1日10杯メシ
https://athleterecipe.com/column/1/articles/1757386
体重の計測は、食事トレの効果実感以外に、重要な指針があります。

もしも、1ヶ月に2kg以上体重が増えた場合は、
食生活を見直すことを考えてください。
体重の増えすぎです。
もしかしたら、2kg以上増えた原因は、筋肉がついたのかもしれません。
しかし、筋肉であれ、脂肪であれ、急激な体重増は、
まだ成長期途中の関節や腱では耐えられません。
怪我をする可能性が高まります。
また、本来は上に伸びるはずだったものが、横に伸びている可能性もあります。
縦に伸ばすことができるのは、この時期だけですので、
縦に伸ばすことを優先としてください。
先程の大谷翔平選手。
記事中に20kg増とありますが、高校入学~卒業までの話ですので・・・
つまり・・・
3年間で20kg増。
1年間では、6.66kgの体重増。
1ヵ月換算で0.55kg(550g)の増です。
もうひとつ・・・
文部科学省発表の平成29年度学校保健統計における
年齢ごとの平均体重の増加で、1番のピークは、小6→中1の5.8kg増。
月平均0.48kg(480g)増です。
ひとつの目安になるかと思います。
ただ、あくまで平均値であることと、
中学生の場合、身長が伸びる時期とも重なりますので、
1ヶ月1kg増はありえるとのことです。
それでも、月2kg以上は増えすぎです。
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