妨害は“を” ~走塁妨害について~
妨害の紹介、最後は“走塁妨害”です。

出典:野球図鑑【ホームメイト・リサーチ-スポランド】
https://www.homemate-research-baseball.com/useful/10150_baseball/index08.php
【走塁妨害:オブストラクション (obstruction)】
被害者 : 走者
加害者 : 守備側
定義: (野球規則:定義51)
51 0BSTRUCTION「オブストラクション」(走塁妨害)
野手がボールを持たないときか、あるいはボールを処理する行為をしていないときに、走者の走塁を妨げる行為である。(6.01h1・2)
【原注】ここにいう〝野手がボールを処理する行為をしている〟とは、野手がまさに送球を捕ろうとしているか、送球が直接野手に向かってきており、しかも十分近くにきていて、野手がこれを受け止めるにふさわしい位置を占めなければならなくなった状態をいう。これは一に審判員の判断に基づくものである。野手がボールを処理しようとして失敗した後は、もはやボールを処理している野手とはみなされない。
たとえば、野手がゴロを捕ろうとしてとびついたが捕球できなかった。ボールは通り過ぎていったのにもかかわらずグラウンドに横たわったままでいたので、走者の走塁を遅らせたような場合、その野手は走塁妨害をしたことになる。
発生後の処置
被害を受けた走者に対して、プレイをしていたか、していなかったかによって処置方法が変ります。
(1)該当走者に対してプレイをしていた場合:基本ボールデッドで少なくとも1個先の塁が与えられる。(野球規則6.01(h)(1))
→打者走者が一塁に触れる前にその走塁を妨げられた場合もこちら
(2)該当走者に対してプレイをしていなかった場合:成り行きでプレイがひと段落してからの判定(野球規則6.01(h)(2))
※昔はその条文番号から、a項、b項と言われていました。(旧野球規則 7.06(a)(b))